リモートデスクトップ用のクラウドWindowsが月千円から

2012年12月31日 15:50

iPadでリモートデスクトップを使ってWindowsを遠隔操作するという記事が人気です。自宅のPCを寝室などからiPadで遠隔操作、というシチュエーションが多いかもしれません。私の場合はメインPCを家に置かずに仮想化&クラウド化しよう、と考えました。

リモートで仮想化するメリット

  • 端末を変えてもブラウザやウインドウの状態を再現できる
  • 定期実行ソフトを24時間稼動できる(SEO効果測定やFX、株価チェック等)
  • OSの(再)インストールが楽
  • US国内のフリをしてネット利用ができる

実は存在する安価な仮想Windowsレンタル

サーバーのレンタルといえばLinuxが多いですが、実はVMwareやVirtuozzo、Hyper-Vで仮想化された専用Windowsサーバーを安価にレンタルできるサービスがいくつか存在します。OSの管理者権限がつくので、アプリケーションやサーバーのインストールができ、いろいろな用途に使えて便利です。サーバー用途ではAmazon EC2が有名ですが、個人向けの安価なサービスが無いか探してみたところ、6サービス見つかりました。

UCVHOST

http://www.ucvhost.com/VPS/EntryLevelVPS/EntryLevelVps.aspx

Memory: 768MB HDD: 10GB 転送: 500GB/月 価格:$10/月 ($120/年)

最安値なのでお試しには良い。ディスク容量が少ないので注意。サイトはあまり充実していない。Web上のChatならすぐ返答もらえるので、技術力があり、英語でコミュニケーションできれば何とかなるか。

Servebyte

http://www.servebyte.com/VPS/

Memory: 800MB HDD: 30GB 転送: 800GB/月 価格:$15/月 ($180/年)

2年前よりもスペックが向上したが、年間割引がなくなった。

SWVPS

http://swvps.com/windows-vps.html

Memory: 1GB HDD: 50GB 転送: 1000GB/月 価格:$18/月 ($180/年)

メモリもディスクも少し多めで、その分少し高いが、年間割引がある。$1追加するとWindows 2008サーバーを選択できる。

WEBKEEPERS

http://jp.webk.net/service/vps_function_windows.html

Memory: 512MB HDD: 50GB 転送: 無制限 価格:1,880円/月 (17,760/年)

日本語サービスの最安値。長期割引があり、年間契約だと月額1,480円。月契約でも年契約でも、初期費用4,800円がかかる点に注意。OSが日本語でサポートも日本語なのが良い。ただしサーバーはUSにあるらしい。

VPSLAND

http://www.vpsland.com/windowsplans.html

Memory: 512MB HDD: 10GB 転送: 125GB $22.5月 ($216/年)

スペックの割に価格が高い。サイトではOSの価格が含まれていなく、申し込みを進める途中でOS分が上乗せされる点に注意。

お名前.comデスクトップクラウド

http://www.onamae-desktop.com/

Memory: 1GB HDD: 50GB 転送: 無制限 2,268円/月 (27,216円/年)

2010年7月に登場した国内最安値のサービス。長期割引があり、年間契約だと月額2,268円。外部公開サーバー用途には使えないリモートデスクトップPC専用サービスにすることで、パフォーマンスを高め価格を抑えたそう。何と最新のWindows Server 2012です。

まとめ

サービス名 メモリ HDD 転送制限 価格 備考
UCVHOST 768MB 10GB 500GB/月 $10/月 ($120/年)  
Servebyte 800MB 30GB 800GB/月 $15/月 ($180/年)  
SWVPS 1,000MB 50GB 1,000GB/月 $18/月 ($180/年) Windows Server 2008も選べる
WEBKEEPERS 512MB 50GB 無制限 1,880円 (17,760円/年) USからの日本向けサービス
VPSLAND 512MB 10GB 125GB/月 $22.5/月 ($216/年)  
お名前.com 1,000MB 50GB 無制限 2,520円/月 (27,216/年) 国内サーバー。Windows Server 2012。

スペックや価格は2012-12-31時点のものです。よく変わるので詳細はリンク先へ。

最低限のプランのみ抽出しています。実際には追加コストでスペックUPできたり、別のプランが提供されていたりします。

個人向けの安価なサービスで見つかったのは以上で、あとは企業向けの高価なサービスばかりでした。価格が何倍も違うので、個人では手が出ません。

まずは体験

使い勝手やパフォーマンスは使って見ないと分からないので、一番安いUCVHOSTに申し込みました。2日経っても使える状態にならず、Web上のサポートチャットで問い合わせたところ、「どの国?」「日本です」「用途は?」「デスクトップとして」「Ok、数時間で使えるようになる」ということで、ようやく使えるようになりました。海外からの申し込みは警戒しているのかも?

また、海外サービスの場合はOSが英語版なので、日本語は入力どころか表示もできず、文字化けします。Windowsの設定でLanguage Optionを追加したくてもOSのディスクがありません。英語での交渉やWindows設定変更に自信のない方は、日本向けサービスにした方が無難かも。

本格利用は国内サービスがおすすめ

海外のサーバーだとやはり速度が落ちます。もっさりしていて、接続がタイムアウトすることも。iPadとiPhoneからの時々のリモートPC利用というスタイル自体は実用的なことが分かったので、7月から日本のサービス「お名前.com Windowsデスクトップ」に切り替えました。OSが日本語、速度も断然速く、快適です。

使ってみた感想

という訳で、いつでもどこでも自分のデスクトップにアクセスできるようになりました。GRCを常時起動し、検索順位を毎日記録しています。

海外サーバーだと、画面がカクカクするので、Flashサイトや動画再生には向きません。国内サーバーなら若干コマ落ちする程度なのが良いです。CPUやディスクアクセスは、中途半端なPCよりも速いです。

メールやファイル保存はGoogleやDropbox、SugarSyncなどのクラウドサービスを利用しているので、自宅の物理的なPCは利用頻度がかなり落ちました。メモリカードの読み出しや印刷、スキャン、ネットゲームでたまに使う程度です。4台ある自宅PCは2台に集約しました。

2010/5/11:初版公開

2010/7/8追記:VPSLANDが少しスペックアップし、2ドル値上げしていたのを反映しました。

2010/8/5追記:日本のサービス、お名前.comを追加

2012/12/31追記:スペックや価格を最新に更新

関連記事


Real Time Web Analytics