アクセルを踏まずに速度を自動で保ってくれるクルーズコントロールが便利すぎてやめられなくなりました。

車がキープしたい速度に達したら、ハンドルについてる小さなレバー(カローラの場合)でクルーズコントロールをonにし、現在の速度をセットするだけ。アクセルを踏まなくても勝手に速度を保ってくれます。
上り坂でも下り坂でも、シフトやエンジンブレーキが自動で作動して速度を一定に保ちます。レバーを小刻みに上下に倒すと、約1マイルずつ速度を調整できます。前の車との距離を一定に保つ機能もあるようです(高級車の場合)。

ハンドルについたクルーズコントロール

ユタ南部の国立公園まで長距離ドライブした時、行きはこの機能について知らなかったので、周りの車の走り方がどうもおかしい、と思っていました。それぞれの車が周りからの影響を全く受けず、マイペースの速度で走り続けるのです。
後ろからゆっくりと近づいてきて、レーンを変えたら同じ速度でゆっくりと追い越して行ったり、隣のレーン並んだ車がそのまま止まったように併走したり。人間が運転すると、別の車が近づいて来たら危険または気持ち悪いので速度を変えることが多いのに、そのまま速度を維持して走り続けるのはおかしい。「アメリカ人はマイペースに運転するのだろう」と思っていました。

帰路はマニュアルで調べて、この機能の存在を知り、早速活用しはじめました。
通常は、アクセルの踏込を一定に保ったとしても、勾配で速度が変わったり、気付かないうちに踏込が浅くなったりするので、チラチラと速度計を見ながら走る必要があります。
クルーズコントロールがあると、速度計を見ないで済むので、ゆったりと運転できます。周りの車も同じように一定の速度で走っているので、速度を合わせれば追い越しも不要になります。

クルーズコントロールはどのレンタカーにも付いています。車が少なく、信号も無い道路を何時間も走るUSでは必須なのでしょう。気に入ったので、数マイルの距離ですら使うようになりました。
信号や車が多い都市では難しいと思いますが、ユタは車も信号も少なく、直線の道路が多いので、とても実用的です。

機能によって、行動が定義される。認めたくないですが、気付かずにそうなっていることも多いんでしょうね。