新連載スタートの真意とメディア戦略

2012年08月09日 19:33

ITmediaマーケティングで新しい連載スタート

ITmediaで新連載「清水誠のWeb解析ストラテジー」を始めました。今までの連載(Web担当者Forum、MarkeZine、ASCII.jp)では、現場向けに真似しやすい具体的な手法を紹介するようにしてきましたが、今回の連載は組織体制や予算に対して影響力のあるマネージャーや経営者にターゲティングしています。

先見の明がある一部の現場が草の根的に取り組んでいる現状は、そろそろ変える必要があると思うのです。少ないリソースでがんばるのには限界があり、慢性的な人材不足や低い評価(給与水準)もなかなか解消できません。そこで、伝統的な「アクセス解析」を脱却し、デジタルマーケティングの重要要素であるWeb Analyticsの価値を上手に伝え、データに基づく意思決定ができる組織を作ることへのコミットを引き出すべく、新しいアプローチに切り替えました。

とはいえ、抽象的な理想論を語るつもりはありません。「PVやUUなんて価値無いでしょ」「結局、何が分かるの」「大企業の贅沢では」という普通の人からの真っ当な疑問に答えるため、Webならではのデータを活用するとこんな意思決定ができるんだ、と思えるアウトプットを具体化します。事業会社ともコラボし、リアルな事例を作りたいと思っています。既に3社と議論を始めました。

これは、「ここまで提示しても意思決定や投資できないようなら経営者として失格!」という挑戦状でもあります。ぜひ記事を転送して「コレをうちでもやりたいんです」などと説得に使ってみてください。

ascii.jpの連載の記事も公開

ascii.jpの連載、清水 誠の「その指標がデザインを決める」の第6回目の記事「サイト内検索で見つからないコンテンツを発見する方法」も公開しました。

この連載では、UXと解析の相互関心を高め、Webの解析結果をIA/UI設計や視覚デザインに活かす方法のパターン化を試みています。パターンが集まったら体系化して書籍化するという予定がずるずると伸びてしまったので、ペースを上げていきます。

MarkeZineでは海外イベントのレポートを掲載予定

10月にはeMetricsにまた参加し、MarkeZineでレポートを4~5本書く予定です。
短期出張して他人事として聞いて来るのではなく、米国生活の中で企業と対話するデジタルマーケティングを体感しつつ、デジタルマーケティング製品企画の最前線という立場で理解し、日本の事情に合わせてレポートします。a2iでの「eMetrics Marketing Optimization Summitサンフランシスコ報告会」も好評でした。

海外事例は日米の違いを意識し、新鮮なアイデアを得る良い機会なので力を入れている(有給休暇を消化して自費で参加)のですが、本当に言いたいことは「真に受けて物まねしてもだめ、ちゃんと考えよう」ということです。

仕事と趣味(メディア活動)は表裏一体

というわけで、各種メディアの位置づけを整理して棲み分け&活用し、さらに仕事内容(米国で勤務しつつ日本でのサービス品質向上とノウハウ啓蒙)も戦略的かつ立体的にコントロールし、相乗効果を出しながらゴールに向かって飛び回っています。

自分はなぜ毎日生きて、会社に向かうのか?楽しむためではなく、自己実現でもなく、お金のためでも有名になるためでもない。正しい努力をする人が報われて成功する世の中にするために、自分にしかできないことに今取り組むことに意義がある。何をするのがベストなのかは時と状況によって変わっていくので、今はたまたまUSでWeb解析に関わっているだけ。変化を抱擁し、柔軟に行動したい。ただし、大きな変化につなげるためには上手にやる必要がある。などと考えて活動しています。

ということはあまり語らず、行動で伝えるようにしているのですが、黙っていると誤解されることがあるので、ちょっと書いてみました。昨年のインタビュー記事もご参考まで。1→2→3回がリンクでつながっていないので、以下からそれぞれどうぞ。


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