Facebookのインサイトがリアルタイムになる?のまとめ

2012年03月02日 09:15

Facebookが提供する解析の機能「インサイト」がリアルタイムになるという件が分かりにくかったので、整理しました。

まず、Tech Crunchが2/26にスクープ記事「Facebook To Speed Up Biz Analytics Tool Insights To Report In Real-Time」を公開しました。

  • 今でもリアルタイムに近いのは、Social Pluginで外部ウェブサイトに設置した「いいね!」「送る」ボタンやコメントボックス、オーガニックシェアのレポートのみ
  • ページへの投稿の下に表示される「言及している人」「リーチ」などが表示されるまで平均2日かかっていたのが、リアルタイムになる
    • 今何日遅れているかを表示するWhyIsFacebookInsightsNotWorking.comによると4日以上遅延することも
      図:Facebookのインサイトが今何日遅れているかを表示するWhyIsFacebookInsightsNotWorking.com:
    • 対象の数字は、Facebook APIで得られるデータもリアルタイムになる

3日後の2/29にニューヨークで開催された「fMC 2012」で、この件について正式発表がありました。

同日にTechCrunchがフォロー記事「Business Data Reporting In 5-10 Minutes, Not Days. Facebook Rolls Out Real-Time Insights」(日本語訳)を公開。

  • データ反映の遅延は5~10分程度になる
  • リリースは2週間以内、グローバルに(つまり日本でも)展開される

さらにAdobeからもブログ記事「fMC: The Facebook Page Becomes Your Campaign in Real Time」が。

  • 2012年頭にAdobeが買収したソーシャルメディアプラットフォーム「Context Optional」のAnalytics dashboardも今回のFacebookの新機能やリアルタイムデータ更新に対応する

3/1にはMashableも記事「Facebook Introduces Real-Time Analytics for Pages」を公開。

  • 対象データは言及している人、Page post metrics including Reach (Organic, Paid, Viral)、Engaged Users
  • 言及している人、ファンの友達、週間リーチなどが追加された2011年10月以来の大きな改善

ところで、これらのニュースに対する反響の方が面白いです。

  • 困っていたから助かる!
  • ソーシャルはやっぱりリアルタイムでしょ!
  • 発表者は「Facebookが重要と考えているリアルタイム解析」と言ったので、何でもリアルタイムになるわけではないのでは?
  • リアルタイムのレポートは分かりやすくてウケが良いけど、マーケターにとっては必要ない。顧客サポートには大事だけど。
    • そうそう、体制とかが追いつかないから、リアルタイムで分かっても対応できない。
    • 最初はみんな喜ぶけど、冷静になるとこういう数字が全てではないからね。
    • 大きくは変わらないけど、無いよりマシだ。
  • レポートと分析は別。レポートへのデータ反映が早くなるだけで、リアルタイムに解析されてスゴイ知見が得られるわけではない点に注意。
    • 良いこと言った!どう分析するかは結局マーケター次第だ。
    • そもそも、ネガティブ系のデータを充実させないと分析できない。アドが非表示にされた回数や、スパム報告された回数など。メルマガの退会と同じで、非表示回数も大事なのにぃ。

Google Analyticsのリアルタイムレポートが発表された時もそうでしたが、賛否両論です。深く考えないで肯定的に反応する人もいるものの、そんなに重要なことではない、と冷めた意見の方が多いようです。


Real Time Web Analytics