アクセス解析の講演#oif10jpと#a2isummitで考えたこと

2010年06月01日 23:43

IAでもCMSでもないアクセス解析に関する社外での講演は初めてでした。

2009年11月に楽天で開催したRWDDでは、SiteCatalyst全社導入直後だったため、PDCAの事例をお話できなかったのを残念に思っていました。
今回は5月18日のOmniture Innovation Forum 2010、一週間後のアクセス解析サミット2010、と連続でした。引き受けた後、この2件をどう位置付けるか、しばらく考えていました。

  • 聴いてやる気が出るようにしたい
  • ただし無駄に熱くなるのではなく、肩の力が抜けて冷静になれるように
  • 組織やサービスの規模に関わらず、スグにマネできるよう具体的に話したい
  • 依頼主の目的も達成したいが企業宣伝色は最低限に
  • 実践を伴わない評論やべき論は一切排除する
  • 高い志を示す

という個人的なこだわりが、いつも大前提です。

今回想定した顧客層

Omniture Innovation Forum 2010

  • 実際にSiteCatalystを活用している企業のWebアナリスト
  • 大きな組織での浸透や推進、サポートをしているチームのメンバー
  • 他のツールを導入していて、乗り換えを検討している担当者
  • マーケティング系組織の管理職

SiteCatalystに特化し、大きな組織における最適化や推進の取り組みの全体像をある程度具体的に紹介することにしました。
ただし、それだけではインパクトに欠けて印象に残らないので、楽天での最適化の立ち上げと推進という重いミッションに個人としてどう向き合ってきたのか、という想いを中心に主観的なストーリーとして組み替えたのが5日前。
当日はさらに、個人所有の資料ストックから急きょ作成した資料を追加しました。

この直前の組み換えのため、ちょっと準備不足で、ペースが速め&スムーズさに欠けてしました。自分としては少し不本意ですが、反響から判断するとメッセージはうまく伝わったようで、安心しました。

アクセス解析サミット2010

  • 解析を片手間で手掛けている多忙な現場スタッフ
  • Web制作やWebマーケティングのリーダーやマネージャー
  • 実装や解析のサービス提供者
  • 国内解析ツールベンダー関係者
  • Web業界でのキャリアパスに不安を感じている個人

こちらは、小さなマネできるPDCA事例にフォーカスしてなるべく具体的に話すことにしました。基調講演ですでに全体像について語られているという想定です。「限られたリソースの中でも工夫すればできることは多い」というメッセージを伝えるため、データや解析の信頼性については目をつぶりました。汎用的なルールとして標準化・水平展開するためには、A/Bテストや追試などが必要になりますが、多忙な現場はあまり時間をかけることができないのは楽天の現場も同じです。そもそも絶対的な数字としての精度よりも、仮説・実行・検証のサイクルを頻繁に回せる状態になるのが今は重要、と考えました。

さて、こちらも結果は好評でしたが、取り組みはまだ始まったばかりです。現状に満足することなく、実践を積み重ねて、コミュニティに参加しながら成長していきたいと思っています。よろしくお願いします。

次は6月7日の「解析しないと!」と、6月22日のE-Book 2.0 Forum研究講座、7月の日経NETMarketing Forum 2010でのパネル、と続きます。10月はもしかしてあのイベントでも?!


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