運用しながら変わるコンテンツ

このサイトはコンテンツ管理(CMS)情報アーキテクチャ(IA)の融合と実践がテーマですが、設計した情報構造やナビゲーション、ペルソナ・シナリオが実際にどう機能しているのかを把握し、改善につなげるためにも、アクセス解析が欠かせません。

また、私の業務内容もIA→CMS→アクセス解析とシフトし、現在はIT企業におけるアクセス解析の導入・活用促進と社内サポートがメインになっているため、今後はアクセス解析関連の記事が増えることが予想されます。2009-11-28の講演では、初めてアクセス解析をメインテーマにしました。

メニュー構成も柔軟に変えていく

そこで、「アクセス解析」をメニューとして独立させ、あまり増えそうにない「DITA」をメニューから外すことにしました。ページとしては残してあり、サイトの構造を変えたわけではありません。本サイトで採用したCMS「Webnode」は、ページへのリンクをメニューとサイトマップそれぞれに掲載するかどうかを設定できるので、この設定を変更しただけです。

柔軟なナビゲーション管理ができるCMSもある

図:メニュー表示の設定画面:

このように、ページごとのプロパティ設定画面でメニュー(グローバルナビゲーション)とサイトマップページの表示の有無を設定できます。

図:サイト構造とメニュー構造:

サイト構造(左図)のうち、赤線で囲んだ部分のみがサイトのメニュー(右図)に反映されています。

CMSによっては、このサイト構造とメニュー構造が同一になってしまい、特定ページのみをメニューに表示させたり、順番を変更することができないので注意が必要です。しばらく運用してみてこのようなシチュエーションにならないと分からない、危険な落とし穴の一つです。

サイト構造とメニュー構造を分離する理由

サイトを運用しながらメニュー構成を柔軟に変える理由は、記事を追加していくうちに、

  • メニューごとの量や質のバランスが崩れる
  • テーマごとの力の入れ具合が変わる
  • いちおしのテーマが変わる
  • ページが長くなり、複数ページに分割する(メニューに表示させるのは1ページ目だけで十分)

などが発生するためです。

管理の都合でメニュー構成を決めてしまうのではなく、ユーザー視点での見つけやすさや、誘導の意図、効果測定を踏まえた最適化を継続的に行っていきたいところです。

URLも変えたくない

また、サイト構造やメニュー構造、ページタイトルをページ公開後に変更しても、URLが変わらないのが理想です。途中でURLが変わってしまうと、

  • サイト内でリンク切れが発生する
  • サイト外からのリンクが切れてしまう
  • これまで蓄積してきた検索エンジンによる評価が下がり、検索結果で上位表示されなくなる(SEO効果が下がる)

などのデメリットがあるためです。

CMS選定の要件に含めよう

このような配慮がIAやSEOとして必要であり、その対応がCMSにも求められます。運用開始後の細かな対応はCMSベンダーや導入ベンダーにとっては想像できない範疇に入るため、導入・運用する企業自身がしっかりCMS選定・設計の要件に盛り込む必要があります。

先日Web担当者Forumで公開した連載「ステップ式! CMS活用 はじめの一歩」のCMSレビュー記事「無料でサイトを構築できるCMS+ホスティング16サービスを一挙紹介」でも、このような柔軟なナビゲーションの設定ができるかどうかを明確にしておきました。変化に耐えられるCMSを選ぶ、というのは重要ですね。

(2009-12-06 23:35)


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